みなさん、こんにちは!
今回も、前回に引き続きGoogleマイビジネスの機能についてのご紹介です。
店舗のオーナー様は「自分のお店がみんなに見つけてもらえているのか?」や「どうしたら集客につながるのだろう?」と気になるかと思います。
Googleは、そういったオーナー様の為にGoogleマイビジネスを分析する為の「インサイト」という機能があります。
Googleマイビジネスを運用していく際にGoogleの提供するインサイトを分析する必要があります。
今回は、そのインサイトの見方や分析方法などを見ていきたいと思います。
「インサイト」って?
お客様のビジネスが見られた数やその検索方法の割合、検索キーワードなど『お客様のGoogleマイビジネスの通知表』を確認するツールです。インサイトで確認できる項目は以下です。
②検索方法と検索数(直接検索・間接検索・ブランド名)
③検索に利用したGoogleサービスとリスティング(表示)数(Google検索・Googleマップ検索)
④ユーザーの反応
⑤ルートのリクエスト
⑥通話数(曜日・時間帯)
⑦写真の閲覧数(オーナー投稿・顧客投稿)
⑧写真の枚数
「インサイト」の各項目について見ていきましょう!
①検索クエリ(検索語句)
検索クエリ(語句)では、お客様のお店を見つける為に使用されたキーワードを確認できます。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間に使用されたクエリデータを確認できます。
※2 上位10個のクエリデータが表示されます。10位以下のクエリも確認できます。
1番多く見つけてもらったクエリは『名古屋 美容室』で、1か月間に90回見つけてもらえたというデータになります。名古屋にある美容室になりますので、適切なキーワードで見つけてもらえている事がわかりますね。
もし、思いもよらないクエリで検索されていた場合は、マイビジネスのカテゴリーを確認してみてください。事業内容に適していないカテゴリーになっている可能性があります。
②検索方法と検索数(直接検索・間接検索・ブランド名)
検索方法と検索数では、お客様のお店が見つけられた数と見つけられた検索方法を確認する事ができます。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間のデータを確認できます。
インサイトで確認できる検索方法は『合計検索数』・『直接検索』・『間接検索』・『ブランド名検索』の4項目があります。
図右側の緑(直接)・青(間接)・黄色(ブランド名)をクリックすると、各検索方法ごとに検索数と割合(%)を確認する事ができます。基本的には『合計検索数』・『直接検索』・『間接検索』の数や割合を確認するといいです。図のデータでは、過去1か月間に検索された合計検索数が2,148だったとういうことがわかります。
インターネットでお店を探す検索の約80%が間接検索だと言われています。競合他社がいないニッチなお店や巷を賑わせている有名店でないのであれば、マイビジネスのインサイトも80%以上を目指しましょう。もし、80%以下の場合はローカル検索の順位が低い事が原因で見つけられていない可能性があります。
1. 直接検索
直接検索とは、店舗名や施設名、住所を直接調べる検索方法です。
2. 間接検索
間接検索とは、提供している商品やサービス、またはカテゴリーで検索し、関連するお店や施設を調べる検索方法です。
例)『名古屋 美容院』・『近くのラーメン屋』など
3. ブランド名検索
ブランド名検索とは、お客様のブランド名や、お客様のビジネスと関連のあるブランド名で調べる検索方法です。
例)『近くのマクドナルド』など
③検索に利用したGoogleサービスとリスティング数
検索に利用したGoogleサービスとリスティング(表示)数(Google検索・Googleマップ検索)では、お客様のお店を見つける際に利用したGoogleサービスとその表示数を確認できます。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間に利用したGoogleサービスと、その数を確認できます。また日ごとのデータも確認できます。
店舗や施設を探す際に利用されるGoogleサービスは「Google検索」と「Googleマップ検索」の2つです。
④ユーザーの反応
ユーザーの反応では、ユーザーがマイビジネスを見つけた後のアクション数と、どのような行動をとったのかを確認する事ができます。
インサイトで確認できる行動は『ウェブサイトへのアクセス数』・『ルートの検索数』・『電話をかけた数』の3項目です。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間のデータを確認できます。
図右部分から各項目のアクション数を確認する事ができます。
1. ウェブサイトへのアクセス数
Googleマイビジネスからウェブサイトへアクセスした。
2. ルートの検索数
Googleマイビジネスから店舗までのルートを確認した。
3. 電話をかけた数
Googleマイビジネスから電話の発信をした。(スマホ限定)
図のデータでは、過去1か月の合計アクション数は106回で、その内訳はウェブサイトへのアクセスが57回、ルート検索が26回
電話をかけたのが23回だったというデータとなります。
⑤ルートのリクエスト
ルートのリクエストでは、ユーザーがルート検索をした地域とその数がわかるようになっています。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間のデータを確認できます。
④のルート検索した数と違うのがわかると思います。ルートのリクエストでは、ユニークユーザーの数を出します。
新規がどれくらい増えたか?という点ではユニークユーザー数が大事ですね。
⑥通話数(曜日・時間帯)
通話数では、マイビジネスから店舗へ発信をした数を、曜日や時間帯ごとに確認する事ができます。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間のデータを曜日や時間帯ごとに確認できます。
図のデータでは、過去1か月間の合計通話数は21で、一番多い曜日が水曜日で5回、一番多い時間帯が14時と15時で各4回というデータになります。
ユーザーからの通話数が最も多い曜日や時間帯を知ることができます。
⑦写真の閲覧数(オーナー投稿・顧客投稿)
写真の閲覧数では、マイビジネス内の写真の閲覧数をオーナーが投稿した写真と顧客が投稿した写真と分けて、日ごと(曜日)に確認する事ができます。
さらには、同業他社(同じカテゴリー)との比較も表示されます。
※1 過去1週間、1か月間、3か月間のデータをオーナー投稿写真と顧客投稿写真ごとに確認できます。
図のデータでは、過去1か月間に6,185回表示され、その内訳はオーナーが投稿した写真の閲覧数が5,244回、顧客が投稿した写真の閲覧数が941回だったとうデータとなります。
オーナーが投稿した写真が多く見れれているのがわかります。
また、②の検索数(2,232)のデータと照らし合わせると、Googleマイビジネスを見た人は平均で2.7枚写真を閲覧しているとなります。
⑧写真の枚数
写真の枚数では、マイビジネスにある写真の枚数をオーナーの投稿数と顧客の投稿数で分けて確認する事ができます。
さらには、同業他社(同じカテゴリー)との比較も表示されます。
図のデータでは、オーナー投稿の写真が60枚で、顧客が投稿した写真が9枚だとわかります。
リードを獲得する際に、ページの滞在時間が長ければ長いほど来店率は上がります。
その為、写真の枚数が多いほど集客にもつながります。
しかし、写真は興味をもってもらえる写真でないと意味がありません。
どの写真に興味をもってもらえているのか?
このデータはGoogleマイビジネスの機能『写真』から確認する事ができます。
どのような写真に興味や好意を持たれているのかを確認し、定期的に整理整頓しましょう。
以上が、「インサイト」の見方となります。