みなさま、こんにちは。SNS担当タナカです!
最近よく耳にする『SDGs』ご存知でしょうか。
私は仕事柄各企業様のSDGsの取り組みや目標を日々拝見させて頂いていますが、
テレビやラジオなどメディアでも多数取り上げられていますよね。
娘とNHKの教育番組を見ていて、SDGsが取り上げられていたのには驚きました(; ・`д・´)
そこで気になったのが、どれくらいの人にどのくらいの認知がされていて、
それに伴ってどんな影響が出ているのか。
今回は調べた中でも気になった、”就職活動とSDGsの関係”について取り上げたいと思います。
SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。
上の写真は、SDGsが採択されたときに、国連の壁にプロジェクションマッピングでお祝いをした模様を写したものです。カラフルで喜ばしい感じが伝わってきますね。
就職情報会社ディスコが来春卒業予定の大学生を対象に行った調査では、7割以上の学生がSDGsついて「知っている」と回答しています。
国内でも取り組みを強化する企業が増える中、就活生の関心も高まっています。
(調査は、来春卒業予定で就職先が決まった大学生・大学院生を対象に8月1日から6日にかけてインターネットで実施。有効回答数853名。以下、データ・グラフは『キャリタス就活2021 就活生の企業選びとSDGsに関する調査』より)
「内容を詳しく説明できる」が20.1%、「内容をある程度知っている」が50.5%と、合計70.6%が内容を把握していると回答。「全く知らない」との回答は8.3%に留まった。
SDGsは就活生の間でも幅広く認知されていて、関心を寄せているテーマであることが分かりますね。
企業に一層の社会貢献が求められる時代。
SDGsを認知している就活生に貢献度の高さがどれだけ就職先の志望に影響を与えているのかを見ていきたいと思います。
結果、「とても影響した」が42.8%、「少し影響した」が42.9%と、合計85.6%が「SDGsの取り組みが就職先を選定する際の判断基準になった」と回答しています。
その理由には、「SDGsへの取り組みをしている企業は相対的に女性が働くための環境作りもしているから」や「環境に配慮した就職先を探していたため、SDGsの取り組み姿勢を見ていた」などの声があがったようです。
また、全く影響しなかったと答えたのが0.0%
この数字には、いかにSDGsに掲げられているような社会貢献の度合いが企業を選ぶ際の1つの基準になっているか。というのが如実に表れています。
以下はSDGsの17目標のうち、就職を予定している企業が貢献できると思う項目を選んでもらった結果の上位10項目です。
NO.16 平和と公正をすべての人に
『持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する』
今回の調査は、2020年10月に実施された「21卒就活生の選社軸とSDGsの関係性」に関する調査の定点観測として、2022年春に就職予定の就活生550名に向けた調査を実施しました。
就職先企業を選ぶ上で「SDGsに対する姿勢や取り組み」を回答した理由として「企業の社会的役割を重視したい」や「将来性のある企業だと判断できる」といった声に加え、現在の社会状況も受けた「コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから」といった回答が上位に挙げられました。
また、企業のSDGsへの取り組みについて知る手段としては、半数以上が「会社説明会・インターンシップ」と回答しています。
さらに、約9割がSDGsへの取り組みが企業選びに影響したということが明らかになりました。
中には、「企業のSDGsに対する取り組みは将来性の指標になる」や「SDGsは社会的影響が高く、企業選びにおいて重視する」といった意見も挙げられています。
また、22卒就活生のSDGsに対する認知度は約7割と非常に高く、前回調査と同様、17の目標の中でも「ジェンダー平等の実現」への関心が最も高いということが分かりました。
2030年までの達成を目指し、加速度を増して注目度を高める「SDGs」。
SDGsへの取り組みを取り入れ、積極的にPRに活かす企業も多く見受けられるようになりました。
今回各目標に対する就活生の関心度を基に、SDGsになぞらえた企業活動の発信をすることが採用ブランディングにも有用だと言えますね。