SEOとリスティング広告

みなさま、こんにちは。SNS担当タナカです!

今回は、
『SEOとリスティング広告の違いって何?』
『使い分け方は?』という疑問にお答えします!

SEOとは

SEOとは「検索エンジン最適化」のことです。
上位に表示をさせることで、自社サイトへのアクセスが増加し、自社の認知拡大をすることができます。

ユーザーが特定のキーワードで検索をしたときに、上位表示させるための対策のことをSEO対策といいます。
検索上位に表示させるためにはさまざまな施策がありますが、大前提として「ユーザーの検索意図を読み取り、利用しやすいコンテンツになるよう最大限尽くす」のが基本です。
基礎的なSEO対策のノウハウを実践することも大切ですが、根本的にはユーザーの目線に立って改善を繰り返すものと考えてみましょう。

SEOの特徴

SEO最大の特徴は、低コストで集客できる点です。コンテンツを作るのに必要な人件費がかかることもありますが、SEO集客そのものは無料でできます。

広告ではないため、ユーザーのクリック率が高く、良質なコンテンツを用意しておくことでユーザーの信頼度も高まります。
一度上位に表示させることに成功すれば、そのランキングは維持されやすく、長期的な集客が見込めるのもSEOの特徴です。

しかし、SEOの効果が発揮されるまでには時間がかかり、即効性は期待できません。平均して3ヶ月~6ヶ月程度はかかるとされています。
競合サイトが多い場合、SEO対策を施しても上位表示できる保証はなく、確実な成果を上げるには知識と経験も必要です。即効性と確実性がないというデメリットもあることを覚えておきましょう。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索結果の上部に表示される有料のテキスト広告です。

ユーザーが打ち込む検索キーワードに連動して、広告を表示するシステムとなります。
広告なので当然費用がかかりますが、広告出稿の設定をすれば、今日からでもすぐに広告を見てもらうことができます。

広告費は、ユーザーにクリックされたときだけ課金されるシステムとなっていることが多いです。
課金額も月額1,000円程度からと、少ない予算でも導入しやすくなっています。

リスティング広告の特徴

リスティング広告は、広告出稿の設定を行えばすぐにでもユーザーの目に触れるようになります。即効性が高く、広告の設定から実際の広告表示までにかかる時間がとても短いです。

また広告主は、キーワードや広告費への入札額などを自由にいつでも設定し直すことができます。
そのため、反応をチェックしながら試行錯誤しやすく、コントロール性も高いといえるでしょう。
費用をかける代わりに、素早く手軽に集客できるのがリスティング広告のメリットです。

ただし現代では、ユーザーがWeb広告そのものに敏感になっている現状があるため、クリック率はあまり高くありません。
ジャンルによっては競合が多く、入札額が高くなってしまう場合もあるため、予算相場にもバラつきがみられます。

SEOとリスティング広告の違いについて

SEOとリスティング広告の違いを比較した表が以下になります。

SEOはクリック費用が無料、クリック率が高い、リスティング広告は即効性が高い、コントロール性が高いことが分かります。

それぞれにメリットはありますが、SEOはやはり時間と作業的な余裕が必要です。
検索上位をとれない限り効果が薄い、記事制作へのコストは別途かかる、という部分も気になりますよね。

一方リスティング広告は、ユーザーが広告にどのような反応を示しているか数字で確認することができます。
広告費に対してどのくらいのクリック数があり、CVは何件あったかなど、具体的な数字を使った分析がしやすくなっています。費用対効果がわかりやすいため、計画や目標を立てやすいといった側面もあるでしょう。
その点SEOは、効果の想定がしにくいのも集客における難点です。

ただし、SEOの魅力はコストをできる限り削減できるところです。SEOは資産コンテンツになるため、仕組みさえ構築してしまえば、コストを抑えながら長期的な集客が見込めます。
検索順位は競合サイトの動向や検索エンジン側のアルゴリズムによって変動するため、記事のリライトやサイトの更新などメンテナンスをし続ける必要はあります。

Googleのアルゴリズムは突然アップデートされることもあり、検索上位に入っていた記事がランキング圏外まで飛んでしまうケースも少なくありません。
順位の動向を追いながら調整していく作業が欠かせないため、SEOの知識や経験を備えている人材が必要です。
また、そのような担当者がいない場合は社外へアウトソースする必要もあるため、その点のコストも視野に入れておきましょう。

SEOとリスティング広告の併用と使い分け

改めて、SEOとリスティング広告の特徴をまとめてみましょう。

SEOの強み:費用・クリック率
リスティング広告の強み:即効性・コントロール性

SEOとリスティング広告は相性が抜群。

両者の得意を生かし、上手に使い分けることで、webサイトへの訪問数アップが期待できます!

では、具体的に両者をどのように使っていけばよいか説明していきましょう。

基本的にはSEOとリスティング広告の併用がおすすめ

もし、御社のwebサイトが上位表示できておらず、流入の少なさに困っているのだとしたら、SEOとリスティング広告は一緒に進めていくのがおすすめです◎

広告を出稿する予算は取れない、という状況ならばSEOだけに注力するのも一つの方法ですが、アルゴリズムのアップデートの影響を受けた場合は、流入数を維持できなくなる恐れがあります。
そして何より、SEOだけ進めるというのは、少しもったいないのです、、、

なぜかというと、リスティング広告の実施はSEOを進めていくのに非常に有益な情報を与えてくれるからです。
それが「どんなキーワードで検索されたときがCVに繋がりやすいか」という分析データです。

リスティング広告の運用データからCVに繋がりやすいキーワードをピックアップし、そのキーワードを対策できるコンテンツを作成してみましょう。
リスティング広告のデータを活用することで、その先の成果にも繋がりやすく、よりSEOの成果を実感できるはずです。

SEOをメインにしながらリスティング広告で補うという関係性が、より効率的なwebマーケティングを進める手助けになります!

短期間だけの結果を求めるならリスティング広告

リスティング広告は、SEOと違って短期間で成果を出すことが可能です。
短期での結果が求められる場合は、リスティングだけに注力するのも方法の一つです。

ただし、リスティング広告は停止してしまえば集客はできなくなります。

例えば
「すでにSEOはやり切っていて、自然検索からの流入数が安定しているから、広告でプラスαの流入を確保している」というような状況なら、広告を停止しても問題ないかもしれません。
ですが、リスティング広告だけで流入を確保している場合は広告を止めるわけにはいきませんよね。

本当に短期間の成果のみを重視するのであればリスティング広告だけでも良いですが、長期的に見るとリスティング広告だけに依存するのは危険です。
リスティング広告だけで集客を図るのであれば、ずっと費用をかけ続けなければならないからです。

効果を得るために時間が必要なSEOを進めつつ、SEOの成果が出るまでの期間はリスティング広告で流入数を確保していく方法が安定で安全な方法と言えます。

SEOとリスティング広告は相性抜群

SEOもリスティング広告もそれぞれに特徴があり、総合的にどちらの施策が優れている、劣っているということはありません。
費用やクリック率の面ではSEOが強いですが、施策の即効性やターゲットの狙いやすさという面ではリスティング広告が強いと言えます。

webサイトの集客改善には、どちらか1つの施策を選ぶのではなく基本的には併用していきましょう。
SEOをメインに、リスティング広告で足りない集客を補うというような、補完的な関係性が安定して集客を伸ばしていくコツです!
webサイトの状況やご自身(自社)のリソースと相談しながら、力の入れ具合を調整してみてください。

みなさまのwebサイトがもっと豊かになりますように🌸