
今回ご紹介するのは、「事業分析から知るブランドの核」についてです。
マーケティングのゴールは「商品を売ること」だけではありません。
「この会社はどんな価値を届ける存在なのか」を世の中に伝え、お客様との信頼関係を築き続けることが大切です。
そのために役立つのが、事業分析・ペルソナ設計・カスタマージャーニー。
これらをつなげることで、単発の取り組みではなく、一貫したブランド体験を設計できます。
1. 事業分析とブランディング

まずは「自社を知ること」から始めましょう。
SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)や3C分析(自社・顧客・競合)、PEST分析(政治・経済・社会・技術)などで現状を整理すると、自社が「どこで戦うべきか」が見えてきます。
そして、その結果から浮かび上がる独自の強み(USP:Unique Selling Proposition)が、ブランドの核になります。
例えば、品質や価格では競合と差がつきにくくても、
・「アフターサービスの丁寧さ」
・「地域密着で相談しやすい雰囲気」
こうした点が自社らしさとなり、ブランドの柱になります。
2. ペルソナ設計とブランドストーリー

ペルソナとは「理想的なお客様像」を具体的に描いたもの。
年齢・職業・ライフスタイル・価値観・購買動機などを設定することで、誰に向けて発信すべきかがはっきりします。
・20代女性をターゲットにしたコスメなら「共感・等身大」のトーン
・BtoB製造業なら「信頼・堅実さ」のトーン
ペルソナを描くことは、ブランドの物語をつくることでもあります。
「このブランドは私のためにある」と感じてもらえれば、自然と他社との差別化にもつながります。
3. カスタマージャーニーとブランド体験

カスタマージャーニーとは、お客様がブランドと接する流れを整理するフレームワークです。
大切なのは「購買の地図」ではなく「ブランド体験のシナリオ」として考えること。
認知:広告やSNSで受け取るブランドイメージ
検討:Webサイトや資料で感じる信頼感や世界観
購入:商品を手にする体験そのものがブランド価値の証明
継続:アフターケアやコミュニティでファンへ育っていく
一つひとつの接点を丁寧に設計することで、お客様は「モノを買った」以上に「ブランドを体験した」と感じてくれます。
4. ブランドを強くする3つの循環

1.事業分析で自社の立ち位置を知る
2.ペルソナで「誰に届けるか」を定義
3.カスタマージャーニーで「体験」を設計
このサイクルを回し続けることで、短期的な売上だけでなく、中長期的なファンづくりにもつながります。
まとめ

ブランドはロゴやデザインだけで生まれるものではありません。
お客様が出会いから購入、そしてその後まで感じるすべての体験がブランドを形づくります。
今日からできる一歩は、既存のお客様をペルソナとして描き、ブランド体験を振り返ってみること。
そこから新しい戦略のヒントが見つかるはずです。




