はじめに
ホームページやメールの設定をしていると、次のような言葉をよく目にします。
・ドメイン
・サーバー
・DNS
・ドメインレコード
聞いたことはあっても、それぞれが何をしていて、どうつながっているのかはよく分からないという方は多いのではないでしょうか。
このブログでは、専門知識がなくても理解できることを大切にしながら、ホームページが表示されるまでに裏側で何が起きているのかを順番に解説していきます。
ドメインとは?
ドメインとは、「https://example.com」の「example.com」の部分のことです。
これは一言でいうと、インターネット上の住所です。
実は、インターネットの世界ではコンピュータ同士は「162.43.105.142」のような数字(IPアドレス)を使って通信しています。
しかし、この数字を人が覚えるのは大変です。
そこで、
・機械が使う住所 → IPアドレス(数字)
・人が使う住所 → ドメイン(文字)
という役割分担が生まれました。
私たちは普段、「example.com」という分かりやすい住所を使ってサイトにアクセスしている、というわけですね。
サーバーとは?
サーバーは、ホームページのデータが置いてある場所です。
たとえるなら、
・サーバー→建物
・文章・画像・デザイン→建物の中身
この建物の中にあるデータを、アクセスしてきた人に見せている、という仕組みです。
よく聞く「レンタルサーバー」とは、この建物を借りて使っている状態だと思えば問題ありません。
DNSとは?
ここで登場するのがDNSです。
DNSは、ドメイン(住所)とサーバー(建物)を結びつける仕組みです。
ドメインだけを見ても、「その住所が、どの建物なのか」は分かりません。
そこでDNSが、「この住所は、このサーバーだよ」と案内してくれています。
DNSは、インターネットの電話帳・案内係のような存在です。
ホームページが表示されるまでの流れ
私たちが何気なくサイトを開くとき、裏側では次の流れが一瞬で行われています。
⑴ブラウザに「example.com」と入力
⑵DNSに「このドメインはどこ?」と問い合わせ
⑶DNSが「このサーバーだよ」と教える
⑷正しいサーバーへアクセス
⑸ホームページが表示される
この一連の流れが、私たちが意識しない間に自動で処理されています。
ドメインレコードとは?
ドメインレコードとは、DNSに登録されている具体的な設定内容のことです。
DNS→案内役
ドメインレコード→案内方法が書かれた指示書
この指示が正しくないと、
・ホームページが表示されない
・メールが届かない
・一部の機能だけ動かない
といったトラブルが起こります。
よく使われるドメインレコードの種類は?
⑴Aレコード
⇒ドメインをどのIPアドレス(サーバー)に向けるかという、ホームページ表示で最も基本的な設定です。
⑵CNAMEレコード
⇒別のドメイン名を参照させる設定です。
例:www.example.comをexample.comに向ける
⑶MXレコード
⇒メールの受信先サーバーを指定します。メールが届くかどうかを左右する重要な設定です。
⑷TXTレコード
⇒認証や確認用の情報です。Google設定や、迷惑メール対策(SPF・DKIM・DMARC)で使用します。
なぜDNSまわりはトラブルが起きやすいのか
理由はシンプルです。
ドメイン会社・サーバー会社・メールサービスが別々の管理画面になっていることが多いからです。
「今どこを触っているのか」
「何をどこに向けているのか」
これが分からなくなると、設定ミスや確認漏れが起こりやすくなります。
まとめ
ドメイン・サーバー・DNSの仕組みは難しい技術の話ではありません。
住所・建物・案内・指示書という、とてもシンプルな構造です。
この全体像を理解しておくと、
・サイトが表示されない
・メールが届かない
・サーバー移転をしたい
といった場面でも、「今どこに問題がありそうか」を冷静に判断できます。
少しでもWebの仕組みを理解するヒントになれば幸いです。




