Googleマイビジネス“ガイドライン違反”とは

みなさま、こんにちは。SNS担当タナカです!

私は日頃様々な企業のGoogleマイビジネスを編集したり構築したりするのですが、
そこで気を付けているのが、【ガイドライン】です。

弊社ZEROBASEへのお問い合わせでも、
『投稿が出来ないんだけど、どうして?』『この商品を入れたいんだけど入らない』等、沢山のお問い合わせを頂きます。

マイビジネスは無料ですぐに始められる手軽さがありますが、反面、ガイドラインを熟読する機会はあまりないかもしれません。
検索で上位化している競合のアカウントの真似をしたり、一部の悪質な業者に運営を丸投げしたりしていると知らず知らずのうちにガイドラインに違反してしまっていることがあります。
ガイドラインに違反すると、マイビジネスの一部の機能が停止されるのみならず、最悪の場合マイビジネスそのものが停止されてしまうリスクがあります。
アカウントが停止されるとマップに正しい情報を掲載するすべを失い、ユーザーに誤った情報を伝えてしまうことになり、ビジネスへの信用そのものが低下してしまう恐れがあるので注意が必要です。

今回は、マイビジネスのガイドラインの内容と、ガイドライン違反の具体的な事例をわかりやすく解説していきます!

ガイドライン違反にならないよう注意すること

早速、日本国内でよく見受けられるガイドライン違反の事例をご紹介します。
ご自分のマイビジネスが違反をしていないかどうかのチェックリストにもなるかと思いますので、ぜひご確認ください。

  1. ビジネスの名前に不適切なワードを入れる。
  2. ビジネスの説明・投稿・商品・サービスなどの自由記入欄に不適切な表現やワードを入れる。
  3. 口コミ投稿に対し、報酬を提供してはいけない
  4. 不適切な画像や動画をアップする。
  5. 同じ写真ばかりアップする。
  6. 質が低い、関連性の低い情報をアップする。
  7. 禁止されているコンテンツをアップする。

 

ビジネスの名前に不適切なワードを入れる。

Google マップ上の店舗名(ビジネスの名称)は、店舗や施設の看板に記載された正式名称だけを登録できます。キャッチフレーズや商品の情報などをビジネス名に含めることはできません。

たとえば「たなかレストラン」というレストランがGoogle マイビジネスに登録する場合、以下のような宣伝文句などを含む名称は全てガイドライン違反となります。

  • 名古屋駅から徒歩3分、たなかレストラン
  • たなかレストラン:個室あり
  • A5ランク黒毛和牛が美味しい、たなかレストラン
  • 【夜20時まで営業】たなかレストラン

 

これ以外にも、

アルファベット表記の店名を全て大文字で登録すること、「Restaurant tanaka (R)」のように登録商標を記すこと、「Restaurant tanaka Co., Ltd.」のように法的用語を記すこと、そして「Restaurant tanaka(〇〇モール1階)」のように出店先情報を記すことも全て禁止されています。

こうしたガイドライン違反の名称は、それが違反行為だと知らず、悪意なく登録してしまっている例が多いようです。自店のビジネス名はガイドラインに沿ったものであるか、今一度確認するとよいでしょう。

ビジネスの説明・投稿・商品・サービスなどの自由記入欄に不適切な表現やワードを入れる。

不適切な表現やワードというのは、簡単に言えば他人に不快な思いをさせるような内容を指します。
ただ、ビジネスの説明でそれを行う人はなかなかいないかと思いますので、以下は一般的にうっかりやってしまいがちな内容を挙げます。

  • ユーザーの誤解を招く恐れがある。
    提供している商品やサービスについて不正確な情報や間違った情報を公開しないようにしましょう。
  • 特別割引のキャンペーン情報などを過度に強調する。
    キャンペーン情報は過度に煽るような表現を控えて、投稿機能で発信するようにしましょう。

  

口コミ投稿に対し、報酬を提供してはいけない。

Google マップに口コミを投稿するよう来店客に呼びかけることは、集客の観点から見ても積極的に実施すべきです。
しかし、口コミを投稿するよう呼びかけるときにはいくつか気をつけないといけない点があります。

まず、口コミの公平性を確保するため、口コミを投稿する見返りに金品などの報酬を提供することは禁止されています。口コミの投稿へのお礼は、口頭や返信での感謝に留めておきましょう。

また、口コミの投稿してもらう際、☆5の評価にするよう頼むといったことも禁止されています。
口コミは公正なものでなくてはならないため、来店客が感じたことをそのまま口コミとして提供できるよう、事業者側でも配慮しましょう。

口コミの自作自演は絶対にNG!
従業員や知人のGoogleアカウントを用いて自作自演の口コミを投稿したり、業者に委託して大量の口コミを投稿させたりといった悪質な運用を行う事業者も存在します。

しかしこのようにして投稿された口コミは不自然に見えることが多く、ユーザーからの信頼を著しく損ねてしまいます。

さらにGoogleはアカウントの挙動を常に監視しており、自作自演の口コミであることがGoogleに認識された場合、Googleマイビジネスのアカウント、もしくはGoogleアカウントそのものが停止される可能性があります。

Googleの口コミにおいて、自作自演はハイリスクローリターンな手段であるといえるでしょう。
  

不適切な画像や動画をアップする。

識別可能な人物が写っている写真や動画は、撮影された本人の許可なくアップしないようにしましょう。
従業員であっても肖像権がありますので、必ず本人の許可をとってください。

同じ写真ばかりアップする。

写真を単体でアップしたあと、投稿機能や商品機能を使って同じ写真を何度もアップするということは避けましょう。
スパム判定されないよう、同じモチーフのものでもできるだけ多数のアングルから撮影してアップするようにしてください。

質が低い、関連性の低い情報をアップする。

質が低い、関連性が低いとシステムに判断されないよう、お店の特徴やアピールポイントをしっかりと書き込みましょう。
まず誤字をなくすのは当然です。
また、よくあるミスとしては、ビジネスの説明文や商品機能にテキストを入れる際、改行ができないため読みやすくなるようにという意図で記号を使いたくなることがありますが、記号が過剰に多いと「質が低く意味不明なコンテンツ」であるとシステムに判断されてしまうリスクがあるので注意してください。
 

禁止されているコンテンツをアップする。

法で規制されている商品やサービス、公序良俗に反する可能性があるものが禁止とされています。

禁止されているコンテンツ
・アルコール

  • タバコ関連商品
  • ギャンブル
  • 金融サービス
  • 医薬品
  • 未認可のサプリメント
  • 健康機器
  • 医療機器
  • 性的なものを暗示する、または露骨な性表現を含むコンテンツ


 

アルコールに関するコンテンツによくある事例

アルコールの提供が主な業種であるバーや居酒屋などは、お酒の写真をまったくアップできないのかというと厳密にはそうではありません。
アルコールが主体ではなく、お店の内装や料理と一緒に写っている場合は掲載可能となっています。

医療機器に関するコンテンツによくある事例

当社事例では、歯科医院が最新の設備を紹介する際に写真を掲載した場合は拒否されませんでした。
ポリシーに定められている医療機器とは、過度に人の不安やコンプレックスを煽る商品、倫理的または薬事法的に明らかに問題のある商品等を指している可能性があります。
 

性的なものを暗示するコンテンツに当てはまってしまう事例

美容サロンや美容整形外科にて、美肌をイメージさせる画像として採用した女性モデルの写真が拒否されたという例があるようです。
恐らく一般的に性的なイメージは抱かせない画像でも、肩やデコルテまで露出していると画像を占める肌色の割合が大きくなるので、ヌード写真であるとAIが自動判定してしまうのではないかと考えられます。

先述のとおり、マイビジネスでコンテンツをアップロードする際、万が一ガイドラインに違反していた場合は検索結果に公開される前にシステムから自動で「拒否されました」というエラーメッセージが表示されるようになっています。
一度拒否されただけで機能が停止することはありませんので、拒否された場合は落ち着いて写真やテキストを見直して修正したものを再度アップするようにしましょう。

コンテンツをアップする前にガイドラインに違反していないかどうかを逐一チェックするのは大変です。
マイビジネスではどんな情報が求められ、どのような表現が禁止されているのかを意識して、効率よく運用をしていきましょう。
以下にガイドライン違反を避けつつ、ユーザーにとって有益な情報をアップするコツをご紹介いたします。
 

正確な情報をアップすること。

言うまでもありませんが、まずは情報の正確性が最も重要です。
質が低い、関連性が低い、なりますまし、虚偽の情報などの判定をされないよう、マイビジネスに掲載する情報は公式ウェブサイトやSNS、グルメサイトなどのサービスに掲載されている情報と一致させることがなによりも重要です。
最低でも「ビジネスの名前」「住所」「電話番号」「営業時間」は誤りのないようしっかりと確認しておきましょう。
 

最新情報をアップすること。

古い情報をアップしたままにしないよう、こまめに更新しましょう。
せっかくユーザーがマイビジネスを見つけてくれたとしても、店舗の営業状況がわからないと競合に流れてしまう可能性があります。
新商品やキャンペーン情報はSNSだけでなくマイビジネスでも発信することをおすすめします。
 

特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調しないこと。

キャンペーンやクーポンなどでは、つい耳目をひく表現を使ってしまいがちですが、「格安」や「目玉商品」等の大げさな値引きの表現、「!」マークを多用した表現は、AIによって投稿を拒否されることがあるので注意しましょう。
 

ユーザーの役に立つ、質の良い情報をアップすること。

初めてマイビジネスを閲覧するユーザーに「このお店に行ってみたい」と感じていただけるように、写真や動画を駆使して、良質な最新情報をアップすることをこころがけましょう。

「行ってみたけど臨時休業だった」「古いサービス情報が掲載されたままで、実際に行ってみたらもうやっていないと言われた」など、マイビジネスに掲載されている情報と事実に齟齬が生じていると、クレームのクチコミを入れられてしまうリスクもあります。

新規のお客様をおもてなしすることを考えれば、不適切な情報をアップしてしまうことはなくなるかと思います。
新規ユーザーが知りたい情報をスムーズに入手できるよう、マイビジネスの内容は日々更新をしていきましょう。

まとめ

マイビジネスというプラットフォームを利用するにあたり、Googleが定めるガイドラインを守ることは非常に重要です。
ある日突然、投稿しようとした内容が拒否されたり、アカウントが停止になるなどのトラブルで、ユーザーの来店の機会を損失してしまうといったことがないように日々マイビジネスを運用・更新しましょう。

マイビジネスの管理・運用に課題を感じられている方、マップでの露出を高めて問い合わせを増やしたいという方は、ぜひ一度弊社ZEROBASEにご相談ください。

MEO対策を行っていない方はもちろん、すでにMEO対策を行っている方であっても、効果を実感できない方や社内での運用に限界を感じている方へ、弊社ではMEO対策に関するサポートサービスを提供しております。

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